中々理解されない「精神疾患」

カウンセラーをしていても、たぶん「医師」もそうかもしれませんが、「精神疾患」に対して「理解」するというところから難しいのだと思います。

言葉だけでも伝えきれない、そして「脳の中」の云々などを見せる、ということもできない。

そして、脳をにみせたところで「解る」というものではなく…。

本当に「難しい」というのが現実ですね。

医学・哲学だけでは「説明のつかない」ということも多くあります。

遺伝的なものなのか、生活の中で生まれたものなのか…。そこから把握することも多くあります。

なので、世の中の方に「理解」されるということは難しいのかもしれませんが、「否定」や「差別」、知りもしない「浅はかな知識」だけで物事をいわないでいただきたい。私はそう思うのです。

精神疾患罹患されている方は本当に言い方は悪いかもしれませんが、罹患されていない方の数倍以上頑張って、踏ん張って生きています。

その「得体のしれない自分ではない自分」と日々戦って生活しているのです。

それを、他人がとやかくいう筋合いも、いかにも「自分は何でも知っている」かのようにお説教を食らうのも本人も私としても心外です。

医師やメディカルに携わる人たちですら、わからないことだらけ…。

もちろん、教授と言われるひとも…。

その人にはなれないのですから…。

メンタルというのは非常に複雑です。なので「理解」してくださいとは言いません。

ただ「認知」だけはしていてほしいとは思います。

「認知」してもらえるだけでも「前へ進める」人はたくさんいます。

メンタル疾患を患っている人も「身内や他人に多くを望まない」これがなくなるだけでも相当量の「ストレス」が軽減されます。

身内や近くの友達にわかってもらえない、という苦しみ…。

一緒に乗り越えましょう！