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大人の発達障害と「カサンドラ症候群」

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大人の発達障害と「カサンドラ症候群」

大人の発達障害と「カサンドラ症候群」

2023/04/19

発達障害が、日本にきてまだ歴史が浅いことは、皆さんご存知だと思います。

 

そのせいか、40歳から上の年代は「自分が発達障害かもしれない」ということを疑ってもいません。

 

40歳にもなれば、結婚をしたりお子さんがおられるかたも多いかと思います。

 

そして、パートナーの方は交際当時は気づかなかったことや、違和感、などが芽生えてきたりするものです。

もちろんパートナーと生活するということは大変なこともあります。他人が一緒に生活するのですから…。

ただ、これが「発達障害」を伴う結婚生活となれば、「なんでこの人は何度も靴下を洗濯機にいれないんだろう…」などと、何度言っても忘れる、言っても聞いているのか分からない返事ばかり…。同じ過ちを繰り返し困らせる、ちょっと注意しただけで「癇癪を起す」などとても40を超えた人間性の起こす行動ではない、とクビをかしげながら生活なさっているかたも多いのも実情です。人の気持ちを汲み取れない、忘れ物をよくする、大事な書類を無くす、こうやってみると「子供だけでは?」と思うかもしれませんが、大人も同じです。そのせいでパートナーが疲弊してしまい、「夫婦なのに保護者」のようになってしまうことを「カサンドラ症候群」と呼ばれています。医学用語ではありませんが、今後はもっと増えてくると思います。

ご本人の発達障害の診断はもちろんですが、一緒に生活する人のメンタル面もケアしていかなければならない、と私は思います。

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